【TripInfo】「車中泊」の寒い「冬対策」
「車中泊」の寒い「冬対策」に役立つ豆知識をまとめています。
寒い「冬」に、
アウトドアで「キャンプ」をしたり、
「車中泊」をするときには、
万全の「寒さ」対策が必要。
「車中泊」の「冬対策」では、
「焚き火」「ストーブ」などは利用できない。
「防寒グッズ」「電気系暖房器具」などで、
「車中泊」の「寒さ対策」をする。
詳しくは、
下記をご参照ください。
「車中泊」に役立つ「防寒グッズ」
「車中泊」は、
「アウトドア」と違って、
「火」を使えないので、
「防寒グッズ」を充実させることで、
「寒さ」に対処するのが、
「車中泊」での「防寒対策」。
「車中泊」に役立つ「防寒グッズ」は、
・吸湿発熱素材ウェア(ヒートテックウェア)
・冬用寝袋(使用限界温度−15度 or -1度)
・吸湿発熱素材毛布(ヒートテック毛布)
・電気毛布
・小型電気ヒーター
・サンシェード(断熱効果)
などがある。
「車体」を改造する方法もあり、
・断熱材
・車用ヒーター
・二重窓
などを、
「DIY」で自身で施工する人もいるようです。
本格的な「車DIY」の前に、
「防寒対策グッズ」を試してみると、
何が必要かが、
少しずつわかってきます。
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「吸湿発熱素材(ヒートテックなど)」で暖かさをアップ
「ユニクロ」の
暖かい「インナーウェア」として知られる
「ヒートテック」は、
「湿度」に反応して、
「発熱」する「吸湿発熱素材」。
「吸湿発熱素材」の最大の特徴は、
「身体」などから発せられる「水分(水蒸気)」を吸収し、
生地自らが「熱」を生み出すことができる「吸湿発熱機能」
を持っていること。
「レーヨン」素材が「吸着熱」を生み、
「マイクロアクリル」素材が「保温」することで、
暖かさを継続させることが可能となっている「繊維素材」。
「レーヨン」は、
「シルク」を模して造られた「再生繊維」で、
高い「吸水性」があることで知られています。
その「吸水性」により、
「水蒸気」を吸収し、
繊維内部で「液化」することで、
「吸着熱」を生み出してくれる。
「アクリル」は、
「細かい繊維」にした「マイクロアクリル」にすることで、
繊維内に、多くの空気を蓄え、
「暖かい空気」を逃さず、
「暖かさ」を持続する「保温性能」が高い繊維になる。
「吸着熱」性能のある「繊維素材」と
「保温」性能の高い「繊維素材」を利用することで、
「ヒートテック」のような、
暖かい「ウェア」ができている。
「保温効果」を高めるには、
「アクリル」の比率を増やし、
「マイクロアクリル」を多くすることで、
「保温効果」を高められる。
「吸着熱」を発する素材「レーヨン」は、
「洗濯」に弱く、
すぐに縮んでしまう「水」に弱い繊維。
「ポリエステル」や「ポリウレタン」を混ぜることで、
「水」「洗濯」への耐久性を強めている。
「吸湿発熱素材」を
正確に言うと、
「気化熱」の逆の「原理」である
「吸着熱」を利用した「発熱保温繊維素材」のことを意味します。
「吸着熱」は、
「気体」から「液体」に変わるときに発生する
「熱」のことを意味している。
逆の原理が「気化熱」。
「液体」が「気体」に変わるときに、
「熱(エネルギー)」が必要で、
周囲の「熱」を使うことで、
「液体」から「気体」に変化し、
周囲の「熱」を使ってしまうので、
周辺が涼しく感じたり、
冷えたと感じる。
「吸着熱」
「気体」 → 「液体」=「熱」を発する = 「暖かい」
「吸湿発熱素材」
「皮膚の湿気」 → 吸収 → 「液化」 =「発熱」 =「保温」 = 「暖かい」
「気化熱」
「液体」 → 「気体」=「熱」を吸収する(熱を必要とする) = 「冷える」
夏の「打ち水」は、
「気化熱」の原理を利用し、
「熱」で「水」を「気化」させて、
使用することで、
周辺の気温・温度を少し下げる。
「吸湿発熱素材」のウェアは、
「ユニクロ」の「ヒートテック」以外にも、
同様の「ウェア」が発売されています。
「吸湿発熱素材」ウェアは、
・ユニクロ「ヒートテック」
・スポーツブランドの「吸湿発熱素材」
・アウトドアブランドの「吸湿発熱素材」
・ファッションブランドの「吸湿発熱素材」
などがある。
「吸湿発熱素材」を使用したウェアは、
色々なところから発売されているようです。
「吸湿発熱素材」であっても、
それぞれ「素材」「配分」は、
各ブランドで独自の配合。
それぞれ、
「素材」「加工方法」などが異なるようです。
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「寝袋」は基本的に「1人1つ」
「冬」の「寒さ対策」での「寝袋」は、
基本的に「1人1つ」が原則。
複数人で使用するタイプの場合、
「インナーシュラフ」「毛布」「電気毛布」などで「寒さ対策」。
「封筒タイプ」の「寝袋」は、
「連結」できるタイプがある。
「寒さ対策」では、
「複数人用」「連結使用」は、
寒さが入り込んでくるので、
あまりおすすめできない。
寒さは、
「隙間」から忍び込んできます。
「毛布」のように、
上から掛けて寝ることも可能ですが、
「隙間」から「寒さ」が入ってくるので、
寒ければ寒いほど、
隙間ができにくい大きな「寝袋」が必要になる。
「寝袋」は、
「掛け布団」として使用するより、
「袋状」に入って寝る方が、
かなり暖かい。
「寒さ対策」では、
「寝袋」は、「1人1つ」で使用する。
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「寝袋」は「使用限界温度−15度」がおすすめ
「車中泊」での「寝袋」には、
「使用限界温度−15度」がおすすめ。
「快適」に寝袋で寝れるのは、
「使用限界温度 + 10度〜20度」=「快適使用温度」と言われています。
「快適使用温度」は、
楽な服装「シャツ1枚」「パンツ1枚」で、
寝られる温度を想定しているそうです。
経験上、
「冬」に「車中泊」をすると、
「雪国」以外では、
「気温0度〜5度」ぐらいが多い気がします。
標高が高かったり、
寒さが厳しい日には、
「0度以下」の「氷点下」になることもあります。
「雪」の降るエリアでは、
「0度以下(氷点下)」は当たり前。
そんなときに、
「0度以上」「夏用」の「寝袋」では、
寒くて、寝ることもできません。
寝れたてしても、
「凍死」する危険性があります。
そして、
「春・夏」には、
「寝袋」は、ほとんど使わずに寝ることができます。
「寝袋」は、必要がなくなる季節です。
「使用限界温度−15度」の「寝袋」だと、
「氷点下」以下であっても、
「インナー」「毛布」などを追加すると、
ほとんどの気温に対応できるので、
「オールマイティ」な「寝袋」になります。
むしろ、
「使用限界温度−15度」の「寝袋」で、
寒さを感じて眠れない場合は、
「睡眠」だけでなく、
その場にいることが「危険」だという「サイン」。
「車中泊」を中断して、
暖かい場所を探すことが必要です。
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「電気毛布」は「あった方が良い」
「冬」の「車中泊」は、
時々、凄く寒くなります。
「寝袋」などの「寒さ対策グッズ」だけでは、
耐えきれない「寒さ」の時もあります。
通常の寒さの時でも、
身体を温めてくれる「熱源」があると、
とても快適です。
冬の「大雪」などが原因の
「立ち往生」などのときにも、
身体を温める「熱源」があると、
命を守ることができます。
「電気毛布」は、
少ない電力で機能する「熱源」なので、
「大容量バッテリー」を使用して、
夜の長い時間を快適に過ごすことができる。
「寝袋」と一緒に使用することで、
「氷点下」の寒い冬の日でも、
暖かく睡眠をとることができます。
「電気毛布」の「電気料金」は、
大きさにもよりますが、
「1時間」あたり「約2円〜4円」。
他の「電気暖房機器」と比べると、
エアコンの「3分の1」。
電気ストーブの「5分の1〜10分の1」。
こたつの「2分の1〜4分の1」。
という「使用電力量」。
「電気毛布」は、
「車内」でも気軽に使えて、
「省電力」で「暖かい」と言う
便利なアイテム。
「電気暖房機器」の「使用電気料金」
暖房器具 | 消費電力 | 電気代 (1時間あたり) |
エアコン | 100〜1500W | 約3〜40円 |
電気ストーブ(カーボンヒーター) | 450〜900W | 約12〜24円 |
電気毛布(1畳ほど) | 約90~140Wh | 約2~4円 |
こたつ(1〜2人用) | 300W | 約8円 |
「電気毛布」の「メリット」
■ 電気代が安い
■ 持ち運びが簡単
■ 価格が安い
「電気毛布」使用時の「注意点」
■ 脱水症状
■ 低温やけど
■ 火災
脱水症状
「電気毛布」は、
「高温設定」「長時間使用」が原因で、
「脱水症状」になることがある。
寝ている間に、
水分を失い、「脱水症状」を引き起こします。
睡眠中の「電気毛布」使用には、
「温度設定」「水分」に注意が必要です。
低温やけど
「電気毛布」の使用では、
「低温やけど」にも注意が必要です。
「低温やけど」は、
長時間、44~50℃ほどの比較的低い温度で、
暖房器具が、同じ皮膚の場所に触れていると発症する「やけど症状」。
「子供」でも「低温やけど」になります。
「電気毛布」の「温度設定」には、かなり注意が必要です。
寒い日には、
音頭を高めに設定しがちです。
火災
「電気毛布」でも、
他の「電気製品」と同様に、
「火災」の原因になる可能性があります。
「電気毛布」を数年使用していると、
劣化により毛布内部の「電熱線」が「断線」してしまい、
「断線部分」で火花が発生し、火災になる可能性が高くなる。
「電気毛布」の扱いには、
日頃から注意が必要で、
「電熱線」の「断線」には気を付ける。
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車内を暖める「小型電気ヒーター」
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車内で使える「小型電気ヒーター」も、
「寒さ対策グッズ」の一つ。
「大容量バッテリー」を使用すれば、
「エンジン」を使用しなくても、
睡眠中にも、「小型電気ヒーター」を使用することができる。
狭い車内では、
「小型電気ヒーター」でも
十分、空間を暖めることが可能。
「窓」は、「サンシェード」などで、
「断熱」をすると、
「暖房効率」がかなり上がります。
車の「断熱」は、
暑い「夏」だけでなく、
寒い「冬」にも重要。
「小型電気ヒーター」は、
「車載用」だと、
「使用電力量」が、
「100W〜200W」ぐらいに
抑えられているので、
「省電力」になる。
「大容量バッテリー」で使用可能であれば、
「家庭用」の「小型電気ヒーター」も、
「車内」で使用可能になります。
車内で「暖房器具」を使用する場合、
・一酸化炭素中毒
・火事
などの注意が必要。
使用する器具によっては、
大変なことになります。
「暖房器具」の「特徴」「危険性」は、
それぞれ異なります。
しっかりと把握した上で、
安全に使用することが必須です。
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「寒さ対策」の第一歩は「窓の断熱」
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「冬」の「窓」からの「寒さ」は、
車内を冷やす一番の原因となります。
「冬」の「サンシェード」は、
「視線」を遮るのに加え、
「窓」からの「寒さ」を遮ってくれます。
「サンシェード」の中には、
「冷気」「暖気」などの「熱」を遮断する
「アルミ箔」を使用したものがあります。
「夏」「冬」ともに利用できる。
「断熱効果」のある「サンシェード」は、
「アウトドア」「車中泊」などに必須のアイテム。
「サンシェード」は、
「フロントガラス」だけでなく、
車種別に、全てのガラス窓の「サンシェード」が
セットになって販売されています。
「側面ガラス窓用サンシェード」は、
個別には売ってないので、
1台分セットで購入するか、
自分で自作するしかない。
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「寒い日」には「温かいスープ」が最高
「寒さ対策」ではないが、
「寒い日」には、
「温かいスープ」が「最高」。
車内で簡単にお湯が沸かせて、
「スープ」「コーヒー」が飲める
「電気ケトル」は、
冬に必須のアイテム。
雪による立ち往生などにも使えるので、
備えておくと役立つアイテム。
車の「シガーソケット」を使用するタイプもあるので、
「大容量バッテリー」を持っていない場合は、
「シガーソケット」タイプが必要。
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【雪対策】「雪対策」「チェーン規制」でも走れる脱着簡単「スノーソックス」
「チェーン規制」でも装着して走行できる「スノーソックス」。
「日本のチェーン規制適合」の「スノーソックス」を選ぶと、
冬の「雪対策」は安心になる。
「金属チェーン」と同じぐらいの「パフォーマンス」があり、
「取り付け」も凄く簡単。
しかも、
「車体」を傷つけず、凄く「軽量」。
コンパクトに畳めるので、
収納も省スペース。
良いことづくめなので、
「車」には、「スノーソックス」を常備しています。
「チェーン規制」になると「スタットレスタイヤ」でも高速道路は走れない
冬に多くの「雪」が降ると、
車の移動は、かなり困ります。
「スタットレスタイヤ」を履いていても、
高速道路では、
走れるのは「冬用タイヤ規制」まで。
さらに「大雪」になると、
「スタットレスタイヤ」でも、
必ず「タイヤチェーン」を装着しなくてはならない
「チェーン規制」になることも。
「チェーン規制」となった「高速道路」を走るには、
・金属チェーン
・ゴムチェーン
・スノーソックス
を装着しなければならない。
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