名古屋名物「ひつまぶし」は、
「1873年(明治6年)」に創業し、
現在も「名古屋市熱田区」で営業している
ひつまぶしの名店「あつた蓬莱軒(ほうらいけん)」が発祥とされているらしい。
当時のお店は、
「東海道五十三次の宿場町」の一つ「宮宿」にあったそうです。
当時でも、
「日本国内」の主要都市「京都」「大阪」「東京」
を結ぶ主要道路「東海道」にあり、
人通りと物流が多いエリア。
「あつた蓬莱軒(ほうらいけん)」では、
料理を届ける「出前」を行っていたところから、
「ウナギ料理」も「お品書き(メニュー)」に加え、
出前に適したスタイルを模索し改良していたところ、
「ひつまぶし」の原型が完成したとのこと。
最初は、
「瀬戸焼」の「陶器」を「器」にし、
「うな丼」を配達していたことろ、
「器」の破損が多かった。
それを解決する方法として、
炊いた「ご飯」を保存する「おひつ」が使用され、
当初は、
「数名分」をまとめて「おひつ」に盛り付けしていたそう。
「ご飯」が残されてしまったりするなどの課題解決のために、
「ご飯」と一緒に食べやすくし、
「取り分けやすく」するため、
などの工夫がされることで、
ウナギは、細かく刻んで、盛り付けられるようになった。
細かく刻まれたことにより、
ご飯と混ぜて食べられるようになり、
現在の食べ方へとつながったそうです。
これが「ひつまぶし」の誕生。
次第に、
「人気」となり、
「店舗」でも食べられるように「お品書き(メニュー)」に加わったとのこと。
「ひつまぶし」の名前は、
炊いたご飯を保存する器「おひつ」に盛り付けていることと、
「ウナギ」と「ご飯」を「混ぜる(まぶす)」ことから
「ひつまぶし」と名づけられたそうです。
「ひつまぶし」の誕生には諸説あり、
名古屋市中区の「いば昇」が始めたという説や、
「三重県津市」で、
不揃いな「ウナギ」を「まかない」で食べていた時の食べ方だった説や、
「釣り客」に「出前」を運んでいて生まれた料理という説
とも言われているそう。
「三重県」では、
昔から「ウナギ」が食べられており、
「おひつ」に盛り付けて、
まとめて釣り客へ配達していたとのこと。
それが、
「名古屋」へと伝わり、
「宿場町」でもされるようになったとも言われています。
メニューになったのは、
名古屋が先で、「三重県津市エリア」では、
昭和50年頃に、
「名古屋」で「ひつまぶし」って「お品書き(メニュー)」になっているらしい、
俺たちも「お品書き(メニュー)」に加えようっていうことだったらしい。
どちらにせよ、
「愛知県(名古屋)」「三重県」あたりでは、
かなり昔から、
「ウナギ」が食べられていたということがわかっているそう。
「ウナギ」を良く食べる「食文化」によって、
誕生した「御当地グルメ」。
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