世界遺産 | 保有国 | 内容 |
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ガラパゴス諸島 | エクアドル |
「ガラパゴス諸島」は、 南米のエクアドル本土から「西1000km」のところにある 「赤道直下」にある大小さまざまな「島」「岩礁」によって構成される。 他の島から隔離されていて、独自の生態系が構成されている。 「ガラパゴスゾウガメ」「ガラパゴスペンギン」などは、「ガラパゴス諸島」でしかみることができない。 一時的に、「危機遺産」に登録された歴史もあるが、解除され、現在でも、貴重な自然を守るための活動や対策がされている。 |
キト市街 | エクアドル |
「キト市街」は、 「エクアドル」の「首都」で、 「南米最古」の歴史を誇る「サン・フランシスコ聖堂」「修道院」や、 エクアドル最高の「バロック建築」と称される「ラ・コンパニーア聖堂」などがある。 南米大陸の「キリスト教」を布教する為の中心地だったそう。 「旧市街」の歴史的な意義を含め、「世界遺産」として登録された。 |
アーヘン大聖堂 | ドイツ |
「アーヘン大聖堂」は、 「ドイツ西部」にある「北部ヨーロッパ最古」の大聖堂。 「カール大帝」が埋葬されていて、かつては「神聖ローマ帝国」における「皇帝の戴冠式」が行われていたこともある。 「皇帝の大聖堂」という別称もあるそう。 「古典主義」「ビザンティン様式」「ドイツ・ロマネスク様式」など、 様々な「建築様式」が融合しており、「荘厳な雰囲気」を持っている。 「歴史的」「文化的」に、とても基調な「建築物」となっている。 |
ランス・オ・メドー国定史跡 | カナダ |
「ランス・オ・メドー国定史跡」は、
「カナダ東部」に位置する「グレートノーザン半島の先端」にある。 海賊である「バイキング」が、「新大陸」に入植したことを物語る「考古遺跡」となっている。 「コロンブスの新大陸発見」が、「ランス・オ・メドー国定史跡」の発見によって覆されたことは、 良く知られている事実らしい。 「1000年」頃の「バイキング」が、この地で生活していたこともわかる、とても貴重な遺跡。 |
シミエン国立公園 | エチオピア |
「シミエン国立公園」は、 「アフリカ大陸」の「エチオピア北部」に位置する「国立公園」。 「4000m級」の険しい「山々」や、「深い峡谷」が数多く存在する過酷な環境。 内戦や農地拡大、密猟の影響で生態系が破壊されて「危機遺跡」に登録された経緯があるが、 現在では、解除されている。 独自の進化を遂げた霊長類「ゲラダヒヒ」、高地ヤギ「ワリアアイベックス」など、多くの「固有種」が生息している基調なエリア。 |
ラリベラの岩窟教会群 | エチオピア |
「ラリベラの岩窟教会群」は、
「エチオピア」の北部に位置する「標高3000m」の場所にある「11の教会群」。 アフリカ大陸の中では、「4世紀頃」という早い時期に、「キリスト教」が伝わっていたそう。 「エチオピア」の歴史を物語る遺跡。 岩盤を掘り下げて作られた「ギオルギス教会」は、「高さ12m」「縦横12m」の「十字架」の形に「三重の十字架」が刻まれた「一枚岩」がある。 「教会群」の中でも「傑作」と評されているとのこと。 |
ナハニ国立公園 | カナダ |
「ナハニ国立公園」は、「ノースウエスト準州」にあり、「カナダ」の秘境ともいわれる。 「標高3000m級」の「マッキンジー山」や、「ナイアガラの滝」の「約2倍」の「高さ」があり、カナダ国内でも最大落差となる「約90m」の壮大な滝「バージニアの滝」などがある。 雄大な自然が広がっているエリアで、「ヘリコプター」を活用し、上空からその大自然を楽しむこともできる。 運が良ければ「オーロラ」も見れるらしい。 |
ゴレ島 | セネガル |
「ゴレ島」は、 「セネガル」の首都「ダカール」から「沖合3km」ほどにある「孤島」。 「15~19世紀」には、「奴隷貿易」の拠点として栄えていた。 現在では美しいリゾート地として人気。 奴隷の収容施設「奴隷の家」も現存。 |
メサ・ヴェルデ国立公園 | アメリカ |
「メサ・ヴェルデ国立公園」は、 「アメリカのコロラド州南西部」に位置する、断崖絶壁の巨大な岩がくりぬかれ、つくられた「岩窟住宅」の跡地がある。 「プエブロインディアン」の「アナサジ族」が使用していたされ、ほぼ手付かずの状態で発見された、貴重な遺跡となっている。 |
イエローストーン国立公園 | アメリカ |
「イエローストーン国立公園」は、 「アイダホ州」「モンタナ州」「ワイオミング州」の「3州」にまたがる「1872年」に設立された「世界最古」の「国立公園」。 「火山地帯」にあり、全米でも最大の熱水泉である「グランド・プリズマティック・スプリング」があり、 他にも「200の間欠泉」「1万以上の温泉」が湧いている。 アメリカでも有数の人気スポットで、綺麗な自然として知られる。 |
クラクフ歴史地区 | ポーランド |
「クラクフ歴史地区」は、かつてポーランド王国の「首都」として栄えた「地区」。 第二次世界大戦の戦禍を免れ、貴重な美しい旧市街の姿が残っている。 「13世紀」に建設された「ゴシック様式」の「聖母マリア聖堂」や、 「11世紀」以降の歴代ポーランド王の居城「ヴァヴェル城」、 歴代ポーランド王たちが眠る「クラクフ大聖堂」など、 歴史的な建造物が多く残る。 |
ヴィエリチカ・ボフニア王立岩塩坑 | ポーランド |
「ヴィエリチカ・ボフニア王立岩塩坑」は、 「ポーランド」の「マウォポルスカ県」にある「地底岩塩採掘坑」。 「13世紀」頃から採掘されはじめ、「14世紀」にはポーランド王国の最盛期を財源として国を支えた。 「坑道」は、「深さ300m以上」「総延長300km以上」「深さは9層」にも及ぶ。 「1996年」に「商業採掘」は「終了」。 現在は、「観光地」として公開されている。 |
項目 | 内容 |
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憲章採択 | 1945年(昭和20年)11月16日 |
創設 | 1946年(昭和21年)11月4日 |
日本加盟 | 1951年(昭和26年)7月2日 |
本部 | フランス共和国・パリ市 |
本部本館住所 | 7, Place de Fontenoy, 75352 Paris 07 SP, FRANCE |
ウェブサイト | UNESCO(※ユネスコ本部ホームページへリンク) |
地域事務所 |
・世界53か所【2021年(令和3年)6月時点)】
・Cluster Office(クラスターオフィス)=地域レベルの活動を管轄する地域事務所
・National Office(ナショナルオフィス)=原則として時限的に設置する事業活動の円滑な実施のために特定の国に置かれる地域事務所 ・Regional Bureau(リージョナルビュロー)=特定の分野について地域及び地域事務所等への助言等を行う地域事務局 ・Liaison Office(リエゾンオフィス)=国連及び他の国連関係機関との連絡調整等のために置かれる連絡事務所(ニューヨーク、ジュネーヴ、アディスアベバ、ブリュッセル) |
日本の管轄 |
ユネスコ北京事務所(クラスターオフィス)が管轄の「地域事務所」。 日本ユネスコ国内委員会は、「ユネスコ本部」だけではなく、 主に「アジア・太平洋地域」の「リージョナルビュロー(教育:バンコク事務所、科学:ジャカルタ事務所)」等と連携・協力してユネスコ活動を進めている。 |
加盟国数(Member States) |
加盟国数(Member States)は、「193か国」(2021年(令和3年)6月時点) (その他、連携メンバー(Associate Member)として11地域) |
事務局長(Director General) |
オドレー・アズレー氏(Ms. AUDREY AZOULAY) (事務局長の任期は4年、1期に限り再選可。) |
財政(2020~2021年度:2か年予算) |
通常予算 1,329百万ドル(約1,462億円) |
種類 | 説明 |
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文化遺産 |
「世界文化遺産」は、 「顕著な普遍的価値」を有する「記念物」「建造物群」「遺跡」「文化的景観」などの 人類の文化的創造物などが登録される。 世界文化遺産の代表的な例では、 ・インドの「タージ・マハル」 ・ドイツ連邦共和国の「ケルン大聖堂」 などが揚げられるが、 世界遺産の多くが、「世界文化遺産」となっている。 |
自然遺産 |
「世界自然遺産」には、
「顕著な普遍的価値」を有する「地形」「地質」「生態系」「絶滅のおそれのある動植物の生息・生育地」などが存在する「自然」が登録されている。 「世界自然遺産」の代表的な例には、 ・タンザニア連合共和国の「キリマンジャロ国立公園」 ・アメリカ合衆国の「イエローストーン国立公園」 などがある。 |
複合遺産 |
「世界複合遺産」は、 「文化遺産」「自然遺産」の両方の価値を兼ね備えているものが登録される。 具体的な「世界複合遺産」には、 ・ギリシア共和国の「メテオラ」 ・グアテマラ共和国の「ティカル国立公園」 などがある。 |
行程 | 内容 |
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■ 各国による「世界遺産候補物件リスト(暫定リスト)」の「選定」「作成」「推薦準備」を行う | |
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■ 条約締約国の推薦 | 国内の「世界遺産候補物件リスト(暫定リスト)」の中から条件が整ったものを「世界遺産委員会」に推薦する。 |
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■ 専門機関による調査 |
「文化遺産」は、「国際記念物遺跡会議(ICOMOS)」 「自然遺産」は、「国際自然保護連合(IUCN)」 が調査を行う。 |
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■ 世界遺産委員会(原則年1回) |
「専門機関」からの「報告書」をもとに「世界遺産リスト」への登録を検討し決定する。 「世界遺産委員会」は、「条約締約国21カ国の代表」で構成される。 ・世界遺産に登録される「新規物件」「拡大物件」の「審査」 ・「危機にさらされている世界遺産(危機遺産)」などの「登録」「削除」「対策」 ・登録された世界遺産の「モニタリング」「技術支援」を「検討」「決定」 ・「ワールド・ヘリテジ・ファンド(世界遺産基金)」の「用途」などを「検討」「決定」 などを「審議」「決定」を行う。 |
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■ 「世界遺産」への「登録」が決定される |