項目 | 陶器(とうき) | 磁器(じき) |
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材料 | 陶土(粘土に珪石(けいせき)と長石を混ぜる) | 陶石(石英や長石などを粉砕して粘土に混ぜる) |
焼成温度 | 1100度〜1300度 | 1200~1400℃ |
焼成方法 | 酸化焼成 or 還元焼成 | 還元焼成 |
質感 |
「土」のぬくもりや素朴さが感じられる。 厚手で、やわらかく吸水性が高い。 |
ガラス質が高いので、滑らかでで硬質。 薄手で、光にかざすとほんのりと透けて見える上品さがある。 |
叩き音 | 鈍い音 | 金属的な高い音 |
光の透過性 | なし | あり |
吸水性 | 高い | 低い |
素地の色 | 80種類以上(白、赤、黒、青、緑など) | ほぼ白色 |
貫入 (釉薬と表地の間のヒビ模様) | 「釉薬」を厚くかけると出やすい。 |
日々の生活の使用でもできる。 「釉薬」が薄いので、近寄らないと肉眼ではほとんど見えない。 |
焼成方法 | 説明 |
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酸化焼成 |
「窯」内に「酸素」を十分に供給しながら、 徐々に温度を上げていき、 「青白い炎」で焼きあげる方法。 |
還元焼成 |
「窯」内の空気の流れを遮断して、 「不完全燃焼」の状態で焼く方法。 「赤黒い炎」で「一酸化炭素」が発生し、 黒い煙が出ることもある。 「燃料の種類」や「供給のタイミング」が難しい。 高度な技術が必要。 |