「愛犬」の身体の「炎症」「化膿」の「治し方」

【Pet】
「愛犬」の身体の「炎症」「化膿」の「治し方」







はじめに


「愛犬」の身体の「炎症」「化膿」の「治し方」をまとめています。


犬も、 「ケガ」「病気」をすると、
「炎症」「化膿」をすることがある。

目に見える「傷」だったり、
身体の内部の「肺炎」などだったりと、
「炎症」「化膿」をすることは多い。


人間同様に、
体質だったり、
食生活が偏っていたりすると、
「炎症」「化膿」ができやすい気がする。



詳しくは、
下記を御覧ください。


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「化膿」「炎症」とは


「化膿」「炎症」というのは、
「細菌」による急性の感染症。

「細菌」が感染し、
身体の「免疫システム」と戦っていることを「炎症」といい、
「熱」が発生して、熱くなることから「炎症」と呼ばれる。

「化膿」は、
「炎症」の状態が進行し、
「細菌」「白血球」の残骸などの
老廃物が蓄積され、「膿(うみ)」となる。

その「膿(うみ)」が溜まった状態を「化膿」と呼ぶ。



「傷」が出来た場合に、 「細菌感染」した場合と、しなかった場合とで、
回復行程が、異なってくる。


「傷」が「細菌感染」をしない場合は、
・「血小板」により「出血」を止める
・「白血球」「マクロファージ」などの細胞を含む「体液」が出てくる
・「白血球」「マクロファージ」が「ゴミ」「細菌」を除去する
・「体液」が渇き、「かさぶた」ができる
・「かさぶた」の下で「毛細血管」などが発達し「栄養」が運ばれる
・新しい「表皮」が作られる
・「皮膚」の下で、「修復作業」が続けられる
・「傷の完治」となる。


「化膿」する「傷」の場合 ・「血小板」により「出血」を止める
・「白血球」「マクロファージ」などの細胞を含む「体液」が出てくる
・「白血球」「マクロファージ」が「ゴミ」「細菌」を除去しきれない。 ・「白血球」が「破壊」される
・粘り気のある「黄色」「緑」の「膿(うみ)」が出てくる。「膿(うみ)」は、破壊された「白血球」や「細菌の死骸」
・「細菌」が「繁殖」し、「除去」できない状態が続く
・「体液」が固まらず「かさぶた」ができない
・「細菌」が除去される
・「体液」が固まらず「かさぶた」ができる
・「かさぶた」の下で「毛細血管」などが発達し「栄養」が運ばれる
・新しい「表皮」が作られる
・「皮膚」の下で、「修復作業」が続けられる
・「傷の完治」となる。



身体が「化膿」してしまうと、
化膿の主な原因となる
「ブドウ球菌」「連鎖球菌」「緑膿菌」などが繁殖し、
周辺に「感染」が拡大したり、
「身体」の「抵抗力」が低下していると、
「敗血症」などになり「全身疾患」へとつながる。

「化膿」する「細菌感染」がひどくなることにより、
「傷」の「完治」が、
かなり遅くなる傾向がある。


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「傷」の場合は、「消毒」を定期的にする


「化膿」「炎症」を防ぐには、
傷口を「細菌感染」させないために、
「定期的」に「消毒」をすると効果的。

100%の予防策ではないが、
傷口を消毒してあげるのは、
細菌感染対策としては効果がある。



傷口に、「かさぶた」ができ、
覆われるようになったら、
「消毒」はしなくても良くなる。


「かさぶた」ができる前に、
体内から透明な液体などが出て、
細菌を体外に除去してくれている。

「かさぶた」ができると、
「かさぶた」の下で、毛細血管が発達し、
傷の修復作業が行われる。
自然と「かさぶた」がとれるまで、
静かに見守って上げればよい。



「化膿」してしまった場合は、
「膿(うみ)」は、細菌の住みかになってしまうことがあるらしいので、
できるだけ消毒をして除去してあげる。
「膿(うみ)」は、
「細菌」「白血球」などの残骸。


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酷くなる前に「動物病院」を受診する


「化膿」「炎症」の場合、
酷くなる前に「動物病院」を受診する。

「化膿」「炎症」が酷くなるということは、
かなり強力な「細菌感染」になっている。


強力すぎる「細菌」になると、
手足を切断することになることも。

身体の中心だと、
手遅れになってしまうこともあるそう。
大きなケガの場合は、最初から動物病院を受診した方が良い。



「動物病院」では、 「注射」「点滴」などで、薬を注入することができ、
強い効果のある「抗生物質」などの「薬」を処方してもらえる。

1度受診するだけで、
すぐに治ることが多いので、
不安や、様子を見ようと思ったときは、
動物病院を受診するべき「サイン」だと決めておいた方が良い。


「犬」は、喋れず、我慢強い生き物なので、
様子をみて、飼い主がしっかりと判断してあげる必要がある。


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「肺炎」などの身体の中の「炎症」は見抜けない


愛犬が「肺炎」になっていた時、
「肺炎」などの「炎症」は、見抜けなかった。

ちょっと、
「良く寝ているなぁ」「元気ないなぁ」「息が荒いなぁ」
と思うことが続いたとき、 愛犬が、散歩中に「気絶」をしたことがあった。


原因がわからず、
様子を見ても回復せず、 動物病院を受診すると、「肺炎」。


レントゲンでは、
「右側の肺」が白く映っているのが、
素人でもわかるぐらい。
幸い、薬で治療ができるみたいだったので一安心。



この時に思ったのは、
身体の内部の「炎症」「化膿」は、素人にはわからない
ということ。


愛犬の様子が、
明かにおかしい時は、
原因の特定のために、
動物病院を受診するのがおすすめ。


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散歩中の「小さな傷」にも注意が必要


愛犬と散歩をして帰る時に、
「爪」から結構な出血を発見した時は、
最終的に、
胸部の皮膚を直径3cmほどを切除する大きな手術になった。


愛犬の「爪」から
「細菌」が入り込み、
肋骨分の皮膚にまで到達し、
「炎症」「化膿」を引き起こし、
胸部の皮膚を除去することになった。


爪からの出血を発見して、
1週間での出来事。


その間、
元気がなく、
抱っこすると「キャン」となくことが数回。

気になって毛をさけながら皮膚を見ると、
赤く炎症状態が広範囲に。



そのまま動物病院に行き、
薬では追いつかず、
「胸部」の皮膚を除去する手術に。


現在でも、
手術後の傷跡には、
毛が生えずに、10cmほどの傷が見える。


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愛犬の「炎症」「化膿」を治すのに良い「栄養素」


愛犬の「炎症」「化膿」を治すのに、
良いと言われている「栄養素」には、
下記のようなものがある。

普段の食事に、
多く含まれる「食材」を利用すると、
愛犬の「炎症」「化膿」を治すことに繋がる。



愛犬の「炎症」「化膿」を治すのに良い「栄養素」一覧

栄養素名説明
プロバイオティクス 適量の摂取が身体に良い効果をもたらす微生物の総称「プロバイオティクス」。
「善玉菌」「乳酸菌」「ビフィズス菌」などのこと。
「ヨーグルト」に含まれる「乳酸菌」は、腸内環境を整え、免疫力を高める効果がある。
オメガ3脂肪酸 「青魚(サバやイワシなど)」に含まれる「EPA」「DHA」は抗炎症作用がある。
タウリン 「タウリン」は、アジやマグロなどに含まれる。
肝臓の解毒機能を高め、炎症を抑える効果がある。
グルタチオン ブロッコリーやほうれん草などに含まれる「グルタチオン」は、強い抗酸化作用を持ち、体内の炎症を鎮める。
亜鉛 牛肉や豚肉、イワシなどに含まれる亜鉛は、細胞の再生を促し、皮膚の回復を助ける。
βグルカン キノコ類やオートミールに含まれるβグルカンは、免疫力を高め、炎症を抑える効果がある。


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愛犬の「炎症」「化膿」を治すのに良い「食べ物」


食品名説明
ヨーグルト「乳酸菌」が腸内環境を整え、免疫力を高める効果がある。
納豆
ナチュラルチーズ
牛肉「亜鉛」は、細胞の再生を促し、皮膚の回復を助ける。
豚肉「亜鉛」は、細胞の再生を促し、皮膚の回復を助ける。
サーモン「オメガ3脂肪酸」を含む。「EPA」「DHA」は抗炎症作用がある。
サバ「オメガ3脂肪酸」を含む。「EPA」「DHA」は抗炎症作用がある。
イワシ 「オメガ3脂肪酸」を含む。EPAやDHAは抗炎症作用がある。
亜鉛は、細胞の再生を促し、皮膚の回復を助ける。
青魚「オメガ3脂肪酸」を含む。EPAやDHAは抗炎症作用がある。
アジ多く含まれる「タウリン」には、肝臓の解毒機能を高め、炎症を抑える効果がある。
マグロ多く含まれる「タウリン」には、肝臓の解毒機能を高め、炎症を抑える効果がある。
ブロッコリー多く含まれる「グルタチオン」には、強い抗酸化作用を持ち、体内の炎症を鎮める。
ほうれん草多く含まれる「グルタチオン」には、強い抗酸化作用を持ち、体内の炎症を鎮める。
しょうが多く含まれる「グルタチオン」には、強い抗酸化作用を持ち、体内の炎症を鎮める。
キノコ類「βグルカン」には、免疫力を高め、炎症を抑える効果がある。
オートミール「βグルカン」には、免疫力を高め、炎症を抑える効果がある。


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