【ボディケア】「暑い夏」に効率的に「身体」を冷やす方法

【ボディケア】
「暑い夏」に効率的に「身体」を冷やす方法








はじめに



「暑い夏」や、
「お風呂」「サウナ」など、
身体があたたまりすぎて、
「熱中症」になったり、
のぼせて倒れたりと、
暑さは、身体にとっては、なかなか危険。


「身体」が熱くなりすぎたら、
「身体の深部」まで、しっかりと冷やしておかないと、
命が危険になることもあるらしい。


「身体の冷やし方」は、
しっかりと覚えておいた方が良い。

「子供」や「愛犬」は、
「体温調節機能」が弱いので、
体温が上がりやすい。
しっかりと冷やさないと、
「内臓」にダメージが蓄積され、
死亡してしまうこともあるらしい。


Back

「身体」を効率的に冷やす方法



「身体」を効率的に冷やすには、
「大きな血管」がある部位を冷やすと効果的。

大きな血管がある身体の部位には、

・首筋
・脇
・鼠蹊部

がある。
その部分を冷やすことで、
「冷えた血液」が全身へと運ばれ、
「血液」を通じて、全身を効率的に冷やすことができる。


そのほかに、

・肘
・膝

を冷やすのも効果的、
「関節」部分なので、身体が冷えやすい部位。


Back

「身体の深部」が熱いままだと「内蔵」が「機能不全」を起こす可能性がある



「熱中症」などになると、
しっかりと「身体の深部」まで、
正常体温に戻しておかないと、
身体の中での熱が、「内蔵」を浸食し、
「機能不全」を起こし、最悪な場合は、「死」へと繋がる可能性があるそう。


大人の身体では、
それほど心配はないが、
「子供」「愛犬」は、その可能性が高くなる。

「体温調節機能」が、「大人」に比べて、
未熟なため、
「熱中症」などになってしまった場合は、
しっかりと「身体の深部」まで冷やしてあげることが大切。


我が家の「愛犬」は、
一度「熱中症」になり、
気付かずに、「熱」が「肺」にダメージを与えたみたいで、
「肺炎」となり、かなり危険な状態にまで陥った経緯がある。


身体を冷やす方法は、
必ず覚えておいた方が良い。

そして、「熱」「熱中症」などの、
身体が高温になる危険性を知っておいた方が良い。


Back

冷却を妨げる「急激な冷却」は「NG」



「身体」を冷やすときに、
「急激」に身体を冷却するのは、「NG」となっている。

急激に、身体を冷やすと、
末端の「毛細血管」が閉じてしまい、
冷やすための「冷たい血液」が通ることができなくなる。

「血液」を利用して、身体を冷やそうとする場合は、
「毛細血管」が開いているのを利用して、
冷たい血液を、隅々まで届けられるようにする。


Back

「水」で「身体」を冷やす方法




「水」で「身体」を冷やす方法は、いくつか手段がある。

・「水風呂」に入る
・「足」を「水」につける(足湯スタイル)
・「水袋」を作って「首」「脇」「鼠蹊部」「おでこ」「肘」「膝」を冷やす

などの方法を、
一つだけでなく、
できるだけ多くの部位で行う。

「水」の温度は、
「水」につける「身体の部位」が多いほど、
体温に近い「34度」ぐらいの「水温」で冷やす。

「首」「脇」「鼠蹊部」「おでこ」「肘」「膝」などの
「部分的」に冷やす場合は、水道水の温度「20度〜25度」で良い。


「冷たい水」を使用しない理由は、

・寒すぎて水風呂ができない
・長時間の冷却ができない
・低体温症になってしまう
・毛細血管が閉じてしまって効率が悪い

などの理由がある。
冷たすぎると危険なこともあるので注意。
必要性がある時以外は、体温より少し低いぐらいの水温の水で良い。


Back

「冷えピタ」を使って「身体」を冷やす




「風邪」を引いた時などに使用する
「おでこ」に貼って、熱を冷やす「冷えピタ」も、
「身体」を冷やすのに使用できる。

体温を下げるのに、効果的な部位
「首」「脇」「鼠蹊部」「おでこ」「肘」「膝」などに、
「冷えピタ」を貼っておくと、
「身体」の冷却を効率的にできる。


時間をかけて、
じっくりと、身体を冷やすのにちょうど良いアイテム。


Back

「水」と「風」使って「身体」を冷やす



「水」と「風」を利用すると、
「効果的」に「身体」を冷やすことができる。


「扇風機」「ドライヤー」「うちわ」などを利用して、
「風」を冷やしたい部位に当てて、
「水」で濡らしておくだけ、
「気化(蒸発)」が早まり、熱を吸収して冷却してくれる。


「水」を大量に利用できないときに、効果的な方法。


「首筋」「脇」「鼠蹊部」「肘」「膝」など、
大きな血管のある場所で実行すると、さらに効果的。


Back

「冷却スプレー」を使って「身体」を冷やす




効率的に「身体」を冷やす方法の1つ「冷却スプレー」。
「冷却スプレー」は、
スプレー缶の中に圧縮して収納されている「液体ガス」「空気」を、
外部に噴出したときに、
液体から気体へと気化するので、
気化に必要な熱を周辺から奪うことによって、
冷却する仕組みになっている。
その空気を身体に触れさせることで、
皮膚表面の「熱」を吸収し、
身体表面を「冷却」する。


「冷却スプレー」は、
表面的な冷却に効果的で、
深部の冷却には不向き。


「肌」に、「冷却スプレー」を直接噴霧すると、
時間が長くなるほど、「凍傷」になったりするので、
最低でも「20cm」ほど肌から離した状態で噴霧するのが良い。


「身体」を効率よく冷やすには、
「大きな血管」が流れている部位を冷やすのが良い。
「首筋」「脇」「鼠蹊部」「膝」「肘」などは、
大きな血管があるので、
そこを冷やすと、
「冷えた血液」を通して、全身を冷やすことができる。

だが、
「冷却スプレー」は、
表面を冷やすことが得意だが、
「血管内の血液」まで冷やすことは難しい。
「身体の深部」まで冷やしたい場合は、
「冷却スプレー」以外の方法が効率が良い。


「冷却スプレー」は、
「身体の表面」を広く冷やすのに使用するのが「効率的」。


Back

「冷却スプレー」が冷える理由


冷却スプレーに使われているガスは、 「LPG(プロパンガス)」です。
冷却スプレーを調べたら、 「LPG(プロパンガス)」以外は見つかりませんでした。
あるのかもしれませんが、
今のところ「LPG(プロパンガス)」が冷却スプレーのガスとして主流のようです。


液化石油ガス重さ液体気体
プロパン1kg2L500L


LPG(プロパンガス)は、「LPガス」とも表記されますが、 同様のガスです。

LPG(プロパンガス)に冷却効果があるのは、 LPG(プロパンガス)の主要成分「プロパンガス」が、 液体から気体に変化する時、 体積が250倍に爆発的に増加することが原因です。
気体に変化するときに、周辺の熱を吸収し、 冷却効果が生まれます。

そのときに必要な熱量は、
425.6kj/kg(プロパンの蒸発熱(気化熱))
ほど。


空気の比熱(1℃変化するのに必要な熱量)は、約1.007kJ/g・K
水の比熱(1℃変化するのに必要な熱量)は、約4.2kJ/g・K

「比熱」は、物質1gあたりの温度を1度変化させるのに、 必要な熱量を意味していて、 比熱が大きくなるほど、 遮熱性が高くなり、温まり難く、冷めにくい物質ということになる。



標準空気(20℃、湿度(しつど)65%、1気圧)の1リットル(10cmの3乗)の重さは、「約1.2g」。
1立方メートル(1mの3乗)当たりの空気の重さは、「約1kg」。
1リットル(10cmの3乗)の重さは、 1立方メートル(1mの3乗)当たりの空気の重さの 1000分の1になる。

などの条件を考慮すると、 1kgのプロパンガス(425.6kj/kg)が気化した場合、 1gの空気(1.007kJ/g・K)は、 「425度」ほど変化させることができる。
1リットルの空気を「-425度」ほど冷たくできる計算になる。
1立方メートル当たりの空気「約1kg」になると、 1℃変化させるのに必要な熱量は、「1007kJ/kg・K」ほどなので、 「-0.5度」ほどにしかならない。
冷却スプレーの内容量は、1kgもないので、 部分的な冷却にしかならない。


だが、スプレーを放射するときに、 数センチに近づけると、 放射された対象物までの間にある空間は、 200mlほどなので、 簡単に対象物を凍らせることができます。
近づけて放射するほど、
冷却スプレーは、冷却効果があがります。


Back

「冷却スプレー」の「危険性」


「冷却スプレー」は、
真夏の暑い時には、非常に便利ですが、
知識のない人が使うと、非常に危険なツール。

冷却スプレーは、
・爆発する
・身体の一部を冷凍してしまい、細胞を破壊する
などといった危険性がある。


よく冷却スプレーをはじめ、
スプレー全般を、
自宅や車内で使用して、
爆発しているニュースを見かけます。
建物が大爆発していることもありました。

スプレーは、可燃性ガスなので、
間違えると「ガス爆発」が簡単に起こるので、
換気されない空間などでは、使用厳禁とも記載されています。


もう一つ、冷却スプレーで多いのは、
皮膚に直に噴射して、
凍傷などの細胞を破壊してしまって、
取り返しのつかない怪我にまでなってしまう可能性があります。
金属に数秒噴射するだけで、周辺に結露が発生して、
0度以下にすることができるので、
身体の細胞にとっては致命的な外相になってしまいます。




Back